モンブラン146 ペン先調整して ちと後悔、、
そもそもの経緯
メルカリにて新品同様の70〜80年代モンブランを購入
↓
重量含めすべてのバランスが完璧とも思っていた
それでも 時折 細い線になったり色にじみが気になった
↓
ここでインクフローを良くするには スリットの隙間をヤスリがけすると良いとの情報を得る
↑↑
ここまではまあ良かったのですが、、
スリットをヤスリがけしても線のムラは改善されず
↓
精密ヤスリの#4000でペンポイント含め色々と研磨してしまう
↑↑↑
これが問題でした
この#4000という番手 思ったよりも削れるんです汗
ペンポイントを削りスリットにも何度か通してしまいました
ここで、悪くなったポイントを上げると
- 紙への摩擦が増えた
- 字が太くなった
- インクフローはそのまま
※ただし 研磨以外のことでフローは改善した
こんな感じです
特に問題だった点としては”#4000番手をなめてた!ほんと削れちまうんだ!”ってことです
削れてる感覚がないのも怖いところ、、
では、順を追って見ていきましょう
私のような無駄なミスをしないためにも!!
モンブラン146の改悪を防げ!
画像に合わせて思ったことを綴ってゆきます
そもそも ラミーサファリからの146なので飛躍した感じですが、万年筆なのに筆に近い書き味とも感じますね※これはさすがに大げさ
主な特徴として
- 全金時代のニブ
- エボナイト2段芯
- インク窓はクリアグレー
- ピストン機構はプラスチック製
とのことで今尚書き味の良さが語り継がれているようです
実際に現行のスターウォーカーと比較しても書き味がふんわりしています
ペン先の厚みの影響もありそうですが エボナイト芯の影響も大きいようです
デザイン的にも”あぁ日本のメーカーってこの感じに影響受けたんだなぁ”とはっきりわかりますね
THE万年筆って感じ
とはいえ、天冠のスターマークであったりクリップの形状など細部に一手間かかっている点が憎らしい笑
使っていて飽きません
文字の形・刻印方法をとっても”わざわざ感”が伺えます
↑筆記中にここまでの細部は意識に入ってきませんけどね笑
改めて見るとこんな感じで刻印してるんだなと
インクとホコリが多いですが、スリット調整の際に硬いもの(ブックダーツ 素材はステンレス)を使ってしまったため少々傷が入ってしまっています
改めて購入時のことを思い出すと”70〜80年代のモンブランの万年筆がデッドストックで販売されることなんてあるのか??
これ、偽物じゃないか??”
と、手元に届くまで心配ですしたが ペン芯はエボナイトだし刻印も凸凹してるし 本物でした
そして これがエボナイト芯です
フロー調整の際に弄りましたが2段になっていました
このエボナイトという素材 プラスチックより柔らかくゴムより硬いという感じ さらにいうとタイヤより硬いという感じ
調べるとボウリングの球に使われてるということで、たしかにそんな感じと思います
そして”やっちまった!”ペンポイント
削れすぎです汗
これ#4000だとペンポイントの形状まで変えてしまうのでほんと注意が必要です※反省、、
逆にペンポイントの形を変えたい方は良いのかもしれませんが、ペンクリニックなどプロにまかせた方が安心です
興味のある方も100均のものやジャンクのもので実験した方がよいかと
もしくはどれくらい削れるのか優しく試してみる的な感じ
ここで個人的な学びとしては
”ペン先調整するにしても#8000〜#10000 さらに繊細さを求めるなら#15000にする”
として、ペン先の形状を変えようなどとは思わない方が良いと学びました
ギリギリペン先が飛び出してないかな?
それでも角度次第ではザラザラ感があるのよね
おまけ 知って驚いたのがこのネジ
ネジの入口が4個所あり、ちょうど一周でキャップが閉じます
↑これなに言ってるかわからない方はそれで良いのですが
気付いた瞬間に”おぉ!”となりました
ちなみにキャップを逆にまわしてカタカタ音を出してる時に気づきました笑
まとめ モンブラン 146にやらなければよかったことやるべきこと
結論 やらなければよかったこと
- ペンポイントの形状が変わるほどの#4000での研磨
↑はぁ、、反省しています
それでも現状まだ全然現役で使えているのは救いです
結論 やるべきこと
- インクを入れ替える度に水で洗浄
- フローの良い・相性の良いインクを使う
- 久しぶりに使う時などはフローが悪くなることを知る
案外見落としがちなのが数日空けて使った時のかすれ
あと、古くなったインクもフローが悪くなることがあるので意識したいです
今は個人的に”駆け込み寺”と評価しているパイロットのブラックインクを使っていますが、やはり良いです
それでも時折線が細くなるのは今度機会があればペンクリニックで見てもらいたいな
本記事が参考になりましたなら幸いです
今日見た商品
MONTBLANC マイスターシュテュック 146
取り上げた商品の現行型ですね
安定度でいえばこちらに軍配が上がるのではないでしょうか
現行のスターウォーカーを使用していてそう感じています
モンブランの万年筆は”ふとした瞬間にステータスを感じる”って感じです
コスパで見るなら日本製の万年筆で良いものはゴロゴロあります
それでも、、モンブランの万年筆 ほしいなぁ〜と思ってしまいますよね
僕がモンブランの万年筆っていいなぁと思ったのは図書館にて隣で勉強しているおっさんが何気なくモンブランっぽい万年筆を使っている時でした
※モンブランじゃないかも笑
気取って使うんじゃなく、さり気なく使った時に良さがにじみ出る商品と感じます
精密研磨フィルムシート
研磨シートに関しては#4000はペンポイントの形状まで変えてしまう!
と知ったうえでこのセットがよいかな
ペンポイントの調整に関しては 他にもブログで詳しく紹介されている方もいらっしゃるのでそちらを参考にしていただきたいのですが
個人的には#10000があれば良いです
てかそもそも今となっては研磨シートいらないなとも思っています
というのも書き味って使っているうちに良くなると感じています
PILOT インキ 70ML B INK70B
そして個人的に万年筆インクの”駆け込み寺”と評価しているこのインク
ウォーターマンの黒やペリカンの黒など試す中でも安定していると感じます
無理矢理難点を言うなら面白みがないかな
ただ、真面目・誠実・真っ当・正統に全振りしているこのインクがインクボックスに入っていると安心します♪
気になる方はぜひ