【気になる！】HEUER（ホイヤー）の時計ってどうなの？

いいですね！HEUER（ホイヤー）は、現在では「TAG Heuer（タグ・ホイヤー）」として知られていますが、創業から100年以上の歴史を持つスイスの名門時計ブランドです。その流れをまとめますね。

HEUERの時計の歴史

1. 創業期（1860年～1880年代）

• 1860年：エドワード・ホイヤー（Edouard Heuer）が、スイス・ジュラ地方のサンティミエに「Uhrenmanufaktur Heuer AG」を創業。

• 1882年：クロノグラフ（ストップウォッチ付き時計）の特許を取得。

• 1887年：クロノグラフの「振動ピニオン（Oscillating Pinion）」を発明。これは現在も多くのクロノグラフに使われる重要な技術。

2. 精密計測の時代（1900年～1930年代）

• 1911年：「タイム・オブ・トリップ」を開発。初の自動車・航空機用ダッシュボードクロノグラフ。

• 1916年：「マイクログラフ」を発表。世界初の100分の1秒単位で計測できるストップウォッチ。スポーツ競技で革命的役割を果たす。

• この頃からスポーツ・モーターレース用計時機器で名声を築く。

3. モータースポーツとの結びつき（1940年代～1960年代）

• 戦後も計時技術に注力し、クロノグラフ腕時計やレーシング計器を多数開発。

• 1962年：アメリカの宇宙飛行士ジョン・グレンが、ホイヤーのストップウォッチを宇宙飛行で使用（スイス時計として初めて宇宙に行く）。

• 1963年：モータースポーツ向けの名作クロノグラフ 「カレラ（Carrera）」 誕生。

• 1969年：自動巻きクロノグラフ「キャリバー11」を搭載した**モナコ（Monaco）**を発表。スクエア型ケースが特徴で、スティーブ・マックイーンが映画『栄光のル・マン』で着用して有名に。

4. TAGグループによる買収とTAG Heuer誕生（1985年）

• クォーツショックにより経営難に陥る。

• 1985年：ルクセンブルクのTAGグループが買収し、ブランド名を「TAG Heuer（タグ・ホイヤー）」に変更。

  • TAGは「Techniques d’Avant Garde（先進技術）」の略で、モータースポーツ用ターボ技術を持つ企業。

5. 近年（2000年～現在）

• 1999年：LVMH（モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン）グループ傘下へ。

• 高精度クロノグラフやコネクテッドウォッチを展開しつつ、伝統的な「カレラ」「モナコ」「アクアレーサー」「フォーミュラ1」などのシリーズを展開。

• 精密計測とモータースポーツとの強い結びつきをブランドの核とし続けている。

HEUERの特徴

• モータースポーツとの深い関わり（F1やル・マンなど）

• 世界初の技術革新（振動ピニオン、100分の1秒計測、初の自動巻クロノグラフなど）

• デザイン的にも革新的（スクエア型モナコなど）