【気になる！】RADO（ラドー）の時計ってどうなの？

RADO（ラドー）の時計の歴史についてまとめますね。

RADO（ラドー）の歴史

• 創業期（1917年）
  ラドーの歴史は1917年、スイスのレングナウ（Lengnau）にて、兄弟3人（フリッツ、エルンスト、ヴェルナー・シュルップ）の手によって設立された 「Schlup & Co.」 という時計ムーブメント工房に始まります。最初は完成時計ではなく、ムーブメントの製造が中心でした。

ブランド誕生（1950年代）
戦後の経済発展に伴い、自社ブランド時計を展開するようになり、1957年に正式に 「RADO（ラドー）」ブランド を立ち上げます。これが現在のラドーの始まりです。
当時から「革新性」と「耐久性」をコンセプトに掲げていました。

ハイテク素材の先駆者（1960年代〜）
ラドーの大きな特徴は「世界初の素材革新」による時計作りです。

• 1962年：世界初のスクラッチレジスタント（耐傷性ケース）を採用した 「RADO DiaStar 1」 を発表。タングステンカーバイドなどの超硬合金を使い、「壊れにくい時計」という新しい価値を示しました。

• このモデルは「世界初のスクラッチプルーフウォッチ」として有名です。

1980〜90年代：セラミック時代へ
ラドーは他ブランドに先駆けて セラミック素材 を時計に導入しました。

• 1986年：ハイテクセラミックをケース・ブレスレットに採用したモデルを発表。

• 耐傷性に加え、軽さ・肌触り・色の持続性を備えたセラミックは、今日のラドーの代名詞になっています。

2000年代以降：デザインと技術の融合

• ハイテクセラミック、プラズマハイテクセラミック、セラモス（セラミック＋メタル合金） などを開発。

• 世界的なデザイナーとのコラボレーションにも力を入れ、ミニマルでモダンなデザインの時計を次々と発表しています。

現在のラドー
「マテリアル革命のブランド」と呼ばれるほど、素材研究とデザイン革新を続けています。耐傷性、快適な着け心地、そしてモダンな美意識が特徴です。
Swatch Group（スウォッチグループ）の一員として、世界的に展開されています。

ラドーの代表的モデル

• DiaStar（1962〜）：耐傷性の象徴。現在もライン展開。

• Integral（1986〜）：セラミックブレスレットを採用した初のコレクション。

• Ceramica（1990〜）：全面セラミックのミニマルデザインモデル。

• True、Captain Cook：近年の人気ライン。特にCaptain Cookはダイバーズの名品。

✅ まとめると、ラドーは「スイスの革新的素材ブランド」であり、 世界で初めてスクラッチレジスタントやセラミックを本格導入したパイオニア です。デザイン面でもシンプルで現代的な雰囲気が強く、他の伝統的ブランドとは一線を画しています。