【気になる！】HESSO（ヘッソ）の時計ってどうなの？

調べてみたのですが、「HESSO（ヘッソ）」という時計ブランドについて、確かな歴史情報はほとんど見つかりませんでした。アンティーク時計の出品情報などから断片的に推測できる内容をまとめますので、ご参考までに。もっと専門的な資料（カタログ、登録記録、時計博物館など）があればさらに詳しく追えると思います。

🔍 分かっていること・推測できること

以下は、アンティーク販売ページ等から収集できた情報です。ブランドの公式記録ではなく、実物から読み取れる内容が中心です。

国籍・製造地
スイス製 (“SWISS”表記) の機械式時計。

時代
主に 1950～1960年代。この時期の中堅クラスのドレスウォッチとして製造されていた可能性が高いです。

タイプ
手巻き（手動巻上げ）の機械式ドレスウォッチ。17石、21石などのムーブメントを使っていたモデルが確認されています。

スタイル／外観
比較的シンプルでクラシックなドレスウォッチ。バーインデックス、ドットの分インデックス、ドルフィン針など、1950〜60年代のデザインの典型的な特徴。ケース径は約 33-36mm 程度。ケース素材はステンレスや金メッキ／ロ‐ジュゴールド色などが確認されます。風防はプラスチック風防（バブル形状のものも）。

ブランドの地位・知名度
高級ブランドではなく、中堅ラインまたは低～中価格帯の時計ブランドのひとつと思われます。今では「クローズブランド（閉じてしまったブランド・存在しないブランド）」とされることも多いようです。つまり、現在は活動していないか、事実上ブランドとしては廃れている可能性が高い。

📉 分からないこと・疑問点

• 創業時期・創業者：ブランド “HESSO” がいつどこで設立されたか（都市・会社）という記録は見つかりません。

• 会社の存続状況：現在もどこかで商標が残っているのか、新しいモデルが作られているかは不明。

• ムーブメントの供給元：時計ムーブメントは自社製なのか、あるいは Felsa 等の既製品を使っていたか（例：Felsa 465N などが使われていたという記載あり）｡

• 販売市場・流通：どの国を主なマーケットとしていたか。たとえばスイス国内／ヨーロッパ／輸出向けなど。

🧐 総合的な見解・仮説

HESSO は、1950−60年代にスイスで製造されていた、中価格帯からやや安価側のドレスウォッチブランドであったと考えられます。ムーブメントにはスイスの既製キャリバーを使っており、高級なハイエンドラインとは異なり、装飾も控えめで、実用性と見た目の良さを両立させたモデルが多かったようです。

「クローズブランド」という表現が使われていることから、ブランドとしての活動はもう停止しており、新品モデルを現在では入手できない、あるいは非常に限られている、というのが現状と思われます。