【気になる！】MORTIMA （モルティマ）の時計ってどうなの？

いいですね！では Mortima（モルティマ）時計の歴史 を整理してご紹介しますね。

🕰 Mortimaの時計の歴史

1. 創業と背景（1950年代）

• Mortimaは、フランスの**Ébauches France 社（EFM）**や地方の中小工房と関係しつつ、
  「Montres Mortima」ブランドとして1950年代に誕生しました。

• 戦後フランスでは「国産の手頃な時計」が求められており、スイス時計に比べて安価な大衆向けウォッチブランドとしてスタートしました。

2. 成長期（1960年代）

• 1960年代にはスポーツウォッチの流行に乗り、ダイバーズ風やクロノグラフ風のモデルを数多く生産。

• 特に有名なのは以下のシリーズ：

  • Super Datomatic（自動巻き・デイト付きの人気モデル）

  • Mortima Diver（回転ベゼル付きのダイバー風ウォッチ）

• 高級機ではないものの、見た目はロレックス・オメガ・ブランパンなどのスポーツウォッチに似ていて、庶民が手に入れやすい「憧れの代替品」として大人気でした。

3. デザインの特徴

• ケースサイズは当時としてはやや大きめ（36〜40mm）。

• 多彩な文字盤デザイン（カラフルなインデックス、力強い針、ダイバー風ベゼルなど）。

• ムーブメントはシンプルなフランス製手巻きや自動巻き。クロノグラフ風モデルも、実際には「ストップセコンド針」程度の簡略仕様でした。

• 頑丈で修理しやすく、長く使える実用機という点が評価されました。

4. 衰退（1970年代後半〜1980年代）

• 1970年代後半、スイス製のクォーツ時計が安価で出回るようになり、フランスの機械式大衆ブランドは一気に苦境へ。

• Mortimaも市場シェアを失い、1980年代にはほぼ姿を消しました。

5. 現在（ヴィンテージとして）

• Mortimaは現在ブランドとしては活動していません。

• しかし、当時の**レトロなダイバー風モデルや「Super Datomatic」**は、
  「大衆向けのヴィンテージフレンチウォッチ」としてコレクター人気が高いです。

• 特に、ユニークでポップな文字盤デザインは、スイス高級時計にはない「フランス流の遊び心」として評価されています。

✅ まとめると：
Mortimaは1950〜70年代にフランスで庶民に愛された大衆時計ブランド。デザイン性に富み、安価で丈夫な機械式時計を提供したが、クォーツショックにより消滅。現在はヴィンテージ市場で再評価されている。