【気になる！】GINSBO（ジンスボー）の時計ってどうなの？

GINSBO（または Ginsbo Watch Co. AG）は、スイスの比較的小さな腕時計ブランドで、ヴィンテージ市場で一定の人気があります。はっきりわかっている範囲で、その歴史を整理してみます。もしさらに深い資料が必要であれば、探してみますので言ってください。

GINSBO の歴史まとまるところ

以下は、各種資料（中古時計の販売説明、トレードマーク登録記録、ヴィンテージウォッチのサイトなど）を元にまとめた情報です。

1922〜1923年頃

スイス、ソロトゥルン州（Solothurn）の Günsberg（ギュンスベルク）にて、「Henzi Müller & Cie」という名前で設立されたとの記録。

1951年

ブランド名が「Müller & Co Ginsbo Watch」に変わったという記録があります。

1960〜70年代頃

自動巻き（オートマチック）モデルなどが多く作られており、「Ginsbo-Matic」シリーズなどが展開。ETA, FHF, AS, Valjoux, Felsa などのムーブメントを使っていたという情報があります。

商標やモデル登録

Ginsbo は「Coastguard」「Air-Land-Sea (ALS)」「Paratrooper」「Queensguard」など複数のモデル名を商標登録しています。

1972年

創立 50 周年を祝う「Jubilee 50」モデルがあったという記録があります。

所有者・経営

最終的には Bruno と Angela Kury が所有していたという記録があります。

所在地・構成

本社／製造拠点は Günsberg, スイス。組み立てや QC（品質検査）を一定程度 in-house で行っていたという説明があります。

GINSBO の特徴と影響

• ムーブメントの採用
  上で少し触れたように、有名なスイスの汎用ムーブメント（ETA、Valjoux など）が使われており、品質の点で一定の信頼性があったようです。

• 市場
  香港、シンガポール、中東などアジア方面での輸出・販売実績があり、アジア市場向けに「Pagol」というブランド名を使って販売されたモデルもあるという話があります。

• モデルのバリエーション
  機械式、手巻き、自動巻き、さらにはクォーツやデイト機能付きなど、複数のモデル（Coastguard, Air-Land-Sea 等）が存在。デザインもスポーツ系、ダイバー風、防水性をうたしたものなど多様。

未確定・謎な点

ただし、以下の点はまだはっきりしないところがあります：

• クォーツ時代以降、また現在の活動状況がどうなっているか（製造が続いているか、復刻／再始動があるのかなど）。資料が少ないです。

• 正確な創業年（1922年 vs 1923年など）は情報源によって異なる。たとえば設立を「約 1922年」または「1923年」としている資料があります。

• ブランド・モデルごとの製造量や流通量、評価の変遷など、詳細データは限られている。